カルディのハーブティーはどれがおいしい? 気になった6種をハーブティープロデューサーが自分で買って飲み比べ、香り・味・冷めてからの変化・ブレンドの複雑さで正直にレビューしました。好み別のおすすめもまとめています。

こんにちは、ハーブティープロデューサーの逸見です。カルディのハーブティーの棚にはドイツやアメリカ、タイのブランドが並び、パッケージを見ても味の想像がつきにくいもの。

そこで気になった6種を自分で買って飲み比べ、おいしかった点も気になった点も正直にレビューします。メーカーやお店からの提供は受けていません。

ガラスのカップに入れた6種のハーブティー。黄色、紺色、赤、黄色、淡い黄色、赤茶色

Photo: 逸見伶

上段左からヨギティー、ガーデンティー、メスマー。下段左からスリーピータイム、コーン茶、ポンパドール。

6種の判定は買いが2つ 見送りが1つ

判定は3段階です。カッコ内は私の好みでつけた5点満点の点数で、商品の良し悪しを決めるものではありません。

  • 【買い!】ヨギティー オーガニック スロートティー(好み度4):甘草(リコリス)の強い甘さをシナモンの香りが包むスパイスのブレンド
  • 【買い!】ガーデンティー レモングラスバタフライピー(好み度4):レモングラスの香りがしっかり立つ王道の組み合わせ
  • 【好みが合えば買い】メスマー ローズヒップティー(好み度3):梅干しを思わせる強い酸味。冷めると甘さが出てくる
  • 【好みが合えば買い】セレッシャル スリーピータイム(好み度3):カモミールが先頭のブレンドなのに、印象はスペアミントティー
  • 【好みが合えば買い】シャイン とうもろこしひげ入りコーン茶(好み度3):焼きとうもろこしのような香ばしさ。大容量で毎日飲みやすい
  • 【私は見送り】ポンパドール ルイボス スイートオレンジティ(好み度2):甘いオレンジの香りが主役で、味は控えめ

判定の基準は香りと味とブレンドの複雑さ

見たのは次の4つです。湯気の香りと口に含んだあとの香り、味、冷めてからの変化、そしてブレンドの複雑さ。値段は判定に入れていません。

ブレンドの複雑さはブレンドを作る立場から見た加点です。コーン茶のように原料がほぼ1つのものは、おいしくても点が伸びにくくなっています。

  • 買い!:好み度4。香りも味もおいしかった一杯
  • 好みが合えば買い:好み度3。おいしいけれど、好みが分かれる点があるか、ブレンドとしてはシンプルな一杯
  • 私は見送り:好み度2。私の好みには合わなかった。好きな人には良さがある

カルディ公式オンラインストアの「ハーブティー」カテゴリには51件が並びます。オンライン限定の缶やたんぽぽコーヒーなどを除くと36品でした(2026年11月2日確認)。ランキングや紹介記事も参考にしながら、その中で私が気になったものに、コーン茶を加えた6種です。

飲み比べたのは2026年11月4日です。1袋の重さと価格(税込・オンラインストア・11月4日確認)は次のとおりです。店舗によって品ぞろえや価格は違うことがあります。

  • ヨギティー スロートティー:16袋1,023円(1袋2.25g・1袋あたり約64円)
  • ガーデンティー レモングラスバタフライピー:10袋430円(1袋2g・1袋あたり43円)
  • メスマー ローズヒップティー:25袋537円(1袋3g・1袋あたり約21円)
  • セレッシャル スリーピータイム:16袋669円(1袋1.5g・1袋あたり約42円)
  • シャイン とうもろこしひげ入りコーン茶:20袋(1袋10g)。店頭で購入
  • ポンパドール ルイボス スイートオレンジティ:10袋388円(1袋1.75g・1袋あたり約39円)

今回の6種の原材料に、カフェインを含むマテや紅茶・緑茶は入っていません。マテや紅茶入りのブレンドはカフェインを含むので、気になる人は原材料を見てみてください。詳しくはハーブティーにカフェインはある?の記事で紹介しています。

【買い!】ヨギティー スロートティー 甘草の甘さをシナモンが包む

アメリカのヨギティーの1品で、甘草(リコリス)やフェンネル、シナモン、オレンジピールなど11種のハーブとスパイスを合わせたブレンドです。湯気から先に香るのはフェンネルで、次にシナモン。甘草の漢方のような香りも少しあります。

口に含むとまずフェンネルが広がり、少し間をおいて甘草の甘さが一気に来ます。原材料の表示でいちばん先にある甘草だけあって、甘さはかなり強めです。それでもシナモンの甘い香りとよく合っていて、強い甘さのわりに飲みやすい一杯です。甘いものとシナモンが好きな私の好みも、評価に影響しているかもしれません。

冷めるとシナモンが前に出て、甘草の漢方っぽさも感じやすくなりますが、おいしさは変わりません。

惜しいのは口に入れてから甘さが来るまでに味をほとんど感じない時間があること。後半の味が強いぶん、その空白が目立ちます。また甘草の漢方っぽさはシナモンでも隠しきれないところがあるので、作るとしたら、私は甘草を少し減らしてシナモンを足すと思います。

  • 良かった点:シナモンの香りが甘草の強い甘さとくせを包み、甘いのに飲みやすい
  • 気になった点:口に含んでから甘さが来るまでの空白。甘草の甘さが苦手な人には強い
  • 原材料:有機甘草、有機フェンネル、有機ワイルドチェリー樹皮、有機シナモン、有機オレンジピール、有機アカニレ樹皮、有機カルダモン、有機ジンジャー、有機モウズイカ、有機クローブ、有機ブラックペッパー
  • 内容量:36g(2.25g×16袋)/原産国:アメリカ
ティーバッグを入れたまま、黄色く色づいたヨギティー スロートティー

Photo: 逸見伶

【買い!】ガーデンティー レモングラスバタフライピー レモングラスが立つ王道の味

タイのガーデンティーの1品で、原材料はレモングラスとバタフライピー(マメ科の植物の青い花)の2つだけです。カルディ公式によると、レモンやライムを加えると色がピンクに変わります。

お湯を注ぐと、部屋の明かりで見て深い紺色になります。写真では黒っぽく写っていますが、実物は少し紫がかったきれいな紺色です。光の当たり方で紫や青紫にも見えました。

最初に立つのはレモングラスのレモンのような香りで、あとからバタフライピーの豆のような香りが追いかけてきます。冷めてもレモングラスの香りがしっかり残り、口に含むとバタフライピーの存在感が少し増します。レモングラスそのものの味がよく、レモンらしさのはっきりした国産のレモングラスに近い印象でした。

シンプルな定番の組み合わせですが、香りがきちんと立つおいしい一杯です。好み度はヨギティーと同じ4で、ブレンドがより複雑なヨギティーを私は上にしました。

  • 良かった点:レモングラスの香りがしっかり立ち、冷めても香りのバランスがいい。色の変化も楽しめる
  • 気になった点:特になし。豆のような香りはあるが、飲みにくさにはつながらない
  • 原材料:レモングラス、バタフライピー
  • 内容量:20g(2g×10袋)/ひもとホチキスのないティーバッグ
深い紺色になったガーデンティー レモングラスバタフライピー

Photo: 逸見伶

【好みが合えば買い】メスマー ローズヒップティー 強い酸味は冷めると和らぐ

ドイツのメスマーの1品で、原材料はローズヒップ、ハイビスカス、スイートブラックベリーリーフ。1袋3gと茶葉が多めで、お湯を注ぐとしっかり濃い赤になりました。

湯気の香りはベリーのようなフルーティーさ。ところが口に含んだ瞬間、ハイビスカスの酸味が一気に来ます。甘酸っぱい系ですが、梅干しを思い出すくらい甘さより酸味のほうが強く感じました。

印象が変わったのは冷めてから。酸味が和らいで甘さを感じやすくなり、熱いうちより飲みやすくなりました。ブラックベリーリーフらしい草の香りも少しありますが、嫌な感じはしません。アイスティーにして飲むとおいしいかもしれません。

  • 良かった点:冷めると甘さが出て飲みやすい。1袋あたり約21円と手ごろ
  • 気になった点:熱いうちは梅干しを思い出すくらい酸味が強い。ローズヒップティーなら、甘さがもっと前に出るものが好み
  • 原材料:ローズヒップ、ハイビスカス、スイートブラックベリーリーフ(メーカー公式ではローズヒップが52%)
  • 内容量:75g(3g×25袋)
濃い赤色のメスマー ローズヒップティー

Photo: 逸見伶

【好みが合えば買い】セレッシャル スリーピータイム 主役に感じたのはスペアミント

アメリカのセレッシャルの定番ブレンドで、原材料の表示はカモミールが先頭。スペアミント、レモングラス、ティリアの花、ブラックベリーの葉、ホーソンの実、バラのつぼみと続きます。くまのイラストの箱で、カルディのハーブティーを紹介する記事でもよく見かける1品です。

ところが私が最初に感じたのは、湯気から立ち上がるスペアミントの香りでした。口に含んでもスペアミントが前に出て、最後にほんのり甘さが残ります。カモミールのりんごのような甘い香りや、バラのつぼみの香りは感じづらく、冷めても印象は同じで草のような香りが残ります。

スペアミントティーとしてはとてもおいしい一杯です。ただカモミールのりんごのような甘い香りを楽しみにして買うと、思っていたものと違うと感じるかもしれません。私はミントに敏感なので、その影響もあると思います。

  • 良かった点:スペアミントティーとしておいしく、最後にほんのり甘さが残る
  • 気になった点:カモミールのりんごのような甘い香りを感じづらく、草のような香りが残る
  • 原材料:カモミール、スペアミント、レモングラス、ティリア(花)、ブラックベリー(葉)、ホーソン(実)、バラ(つぼみ)
  • 内容量:24g(1.5g×16袋)
ひものないティーバッグを入れた、黄色のセレッシャル スリーピータイム

Photo: 逸見伶

【好みが合えば買い】シャイン とうもろこしひげ入りコーン茶 麦茶のように飲める香ばしさ

シャインの1品で、原材料はとうもろこしととうもろこしのひげ。1袋で1L淹れられる大容量で、6種の中でいちばん手ごろです。毎日たっぷり飲むのに向いています。

焼きとうもろこしのような香ばしい香りで、飲んだあとも香ばしさが続きます。しっかり焙煎された味で、冷めると甘みを感じやすくなり、とても飲みやすくなります。

麦茶をふだん飲んでいる人なら、すっと受け入れやすい味です。焙煎の軽いコーン茶を想像していると、香ばしさを強く感じるかもしれません。ブレンドとしてはシンプルなので好み度は3ですが、日常の一杯としてはおいしいハーブティーです。

  • 良かった点:しっかり焙煎された香ばしさ。冷めると甘みが出て飲みやすい。大容量で、日常にごくごく飲める
  • 気になった点:焙煎の軽いコーン茶が好きな人には、香ばしさが強いかもしれない
  • 原材料:とうもろこし、とうもろこしのひげ
  • 内容量:200g(10g×20袋)/1袋で1L分のお湯出し用ティーバッグ
淡い黄色のとうもろこしひげ入りコーン茶

Photo: 逸見伶

【私は見送り】ポンパドール ルイボス スイートオレンジティ 甘いオレンジの香りが主役

ドイツのポンパドールの1品で、原材料はルイボス、スウィートブラックベリーリーフ、オレンジピール、香料。湯気から立つのは香料の甘いオレンジの分かりやすい香りです。

この香りが私には少し強く、食欲がわきにくく感じました。香りに対して味は弱めです。

冷めると香りの強さが和らぎ、淹れたてよりずっと飲みやすくなります。それでも私にはルイボスのおいしさやさわやかさは感じにくい印象でした。甘いオレンジの香りが好きな人には、いい香りと感じられそうです。

  • 良かった点:冷めると香りの強さが和らぎ、淹れたてより飲みやすくなる
  • 気になった点:オレンジの香りが私には強く、香りに対して味は弱めに感じた
  • 原材料:ルイボス、スウィートブラックベリーリーフ、オレンジピール/香料
  • 内容量:17.5g(1.75g×10袋)
オレンジ色がかった赤茶色のポンパドール ルイボス スイートオレンジティ

Photo: 逸見伶

タグのTEEKANNEは、ポンパドールのメーカーの名前です。

好みに合わせて選ぶならこの1箱

好み別に選ぶなら、こうなります。

  • スパイスや甘い味のハーブティーが好きな人:ヨギティー スロートティー。甘草の甘さとシナモンの香りがしっかり楽しめます
  • はじめてハーブティーを買う人・すっきりした香りが好きな人:ガーデンティー レモングラスバタフライピー。シンプルで王道の味に、色の変化も楽しめます
  • 酸っぱいハーブティーが好きな人・冷ましてから飲む人:メスマー ローズヒップティー。冷めると甘さを感じやすくなります
  • ミントの清涼感が好きな人:セレッシャル スリーピータイム。スペアミントティーとしておいしい一杯です
  • 麦茶のように毎日ごくごく飲みたい人:シャイン とうもろこしひげ入りコーン茶。大容量で手ごろ。香ばしく、冷めると甘みも出ます
  • 甘いオレンジの香りが好きな人:ポンパドール ルイボス スイートオレンジティ。湯気からオレンジの香りがはっきり立ちます

ハーブティーは嗜好品なので、好みは人それぞれです。ここに書いたのはあくまで私の感想で、誰にとっても正しい答えではありません。自分がおいしいと思う1箱を探すきっかけにしてみてください。ハーブごとの味はハーブ図鑑でも紹介しています。

参考:カルディコーヒーファーム公式オンラインストア(各商品ページ・ハーブティーのカテゴリ、2026年11月2日〜4日確認)/Meßmer公式サイト(milde Hagebutte)

逸見 伶(ハーブティープロデューサー/my herb 代表/シニアティーウェリスト)
この記事の執筆・監修

逸見 伶(へんみ れい)

ハーブティープロデューサー/my herb 代表/シニアティーウェリスト

原料選びからブレンド設計、商品化までを手がけるハーブティープロデューサー。これまでに携わった商品は100品超。

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