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エキナセアは、北アメリカ原産のキク科のハーブです。クセが少なく素朴な味わいで、カフェインを含みません。

エキナセアの歴史と文化

名前の由来と、日本での呼び名を紹介します。

名前は「ハリネズミ」

エキナセア(Echinacea)の名前は、ギリシャ語でハリネズミを意味する「エキノス」に由来するといわれます。花の中心が盛り上がって、トゲトゲしている様子からつけられました。英語では「パープルコーンフラワー」とも呼ばれます。

和名は「紫馬簾菊」

日本では「ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)」と呼ばれます。紫色の花びらをやや下向きに広げて咲く姿は、庭の花としてもおなじみです。ハーブティー用には、国内でも栽培されています。

味と香り

クセが少なく、飲みやすい味わいです。草木を思わせる、素朴な香りがあります。

ハーブティーに使われるエキナセアには、パーピュリア(E. purpurea)、アングスティフォリア(E. angustifolia)、パリダ(E. pallida)の3種類があります。根を使うものと、花・葉・茎などの地上部を使うものがあります。

園芸店で売られている苗や切り花のエキナセアは、ほとんどが観賞用の品種で、飲食用ではありません。

エキナセアティーの淹れ方

茶葉
乾燥した茶葉を、小さじ山盛り1杯(カップ1杯分)
お湯
沸かしたての熱湯 約180ml
蒸らし
ふたをして3〜5分

単体でも飲めますが、味が素朴なので、ほかのハーブと合わせると飲みやすくなります。ティーバッグは、パッケージの表示に合わせてください。

アレンジ

はちみつやレモン、ジンジャーを少し加えると、味にまとまりが出ます。

エキナセアティーの効果は?

エキナセアティーは食品(飲み物)で、病気の治療や予防を目的とするものではありません。ここでは、どんな場面で飲まれてきたかを紹介します。

  • 北アメリカ原産の花で、日本でもハーブティーとして売られています。
  • 現代の医学的な効果が確立しているわけではありません。昔から使われてきたことと、効果が確かめられていることは同じではないためです。

合わせやすいハーブ

エキナセアは味が素朴なので、ほかのハーブと合わせて飲まれることの多いハーブです。ブレンドでは、次のような使い方をしています。

気をつけたいこと

  • キク科の植物(ブタクサ、キクなど)にアレルギーのある人は、飲む前に医師・薬剤師に相談してください。
  • 長い期間続けて飲むときは、医師・薬剤師に相談してください。
  • 妊娠中・授乳中は、注意が必要とされることもあります。
  • 持病のある人、薬を服用している人、体調に不安のある人は、飲む前にかかりつけの医師・薬剤師に相談してください。
  • 飲んで体に合わないと感じたときは、飲むのをやめてください。

作り手のメモ

エキナセアは、量が多いと口先に残る「うまみ」のような味が出ます。好みが分かれるので、ブレンドでは主役にしすぎないようにしています。

このページについて:エキナセアティーは食品です。医薬品ではなく、病気の治療・予防を目的としたものではありません。ここに書いた内容は、一般に知られていることをまとめた情報で、効果や効能を保証するものではありません。体調に不安のある方は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

出典・写真のクレジット

出典:LOVEGREEN「畑で育てたエキナセアのフレッシュハーブティー」/茶卸総本舗「エキナセアのハーブティー」(ブログ)/かわしま屋「エキナセア」(特集)/ありす薬局「エキナセアのハーブティー」(コラム)/佐々木薫『ハーブティー事典 改訂版』(池田書店、2021)/しばたみか『ココロ・カラダととのうハーブティー365日』(山と溪谷社、2026)/作山若子『喫茶手帳』(東京書籍、2009)/my herb ブレンド開発の記録(試作と試飲メモ)
写真:Krzysztof Golik/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

逸見 伶(ハーブティープロデューサー/my herb 代表/シニアティーウェリスト)
このページを書いた人

逸見 伶(へんみ れい)

ハーブティープロデューサー/my herb 代表/シニアティーウェリスト

原料選びからブレンド設計、商品化までを手がけるハーブティープロデューサー。これまでに携わった商品は100品超。

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