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ローズマリーは、地中海沿岸生まれのシソ科のハーブです。すっきりとした強い香りで、カフェインを含みません。
ローズマリーの歴史と文化
名前の意味と、文学に描かれた「思い出」の花を紹介します。
名前は「海のしずく」
ローズマリーの名前は、ラテン語の「ロス・マリヌス(ros marinus)」に由来するといわれます。「海のしずく」という意味で、海辺に育つ性質があり、小さな青い花が海のしずくのように見えることからつけられたとされます。
地中海沿岸の乾いた土地に育つ常緑の低木で、和名は「マンネンロウ」です。
ハムレットの「思い出のしるし」
シェイクスピアの『ハムレット』(第4幕第5場)で、オフィーリアは「これはローズマリー、思い出のしるし(There's rosemary, that's for remembrance)」と言って花を手渡します。
ヨーロッパでは、ローズマリーは「記憶」や「思い出」の象徴とされ、結婚式でも使われてきました。
味と香り
目が覚めるような、すっきりとした刺激的な香りのお茶です。草のような香りとスパイシーな風味があり、少しクセのある味わいです。
香りが強いので、少ない量でもしっかり香ります。長く蒸らしすぎると、苦味が出やすくなります。
生の枝はスーパーなどでも手に入りやすく、乾燥したものとは香りの立ち方が違います。
ローズマリーティーの淹れ方
- 茶葉
- 乾燥した茶葉を、小さじ山盛り1杯(カップ1杯分)
- お湯
- 沸かしたての熱湯 約180ml
- 蒸らし
- ふたをして3〜5分
濃すぎると感じたら、量を減らすか、蒸らす時間を短くしてください。生の枝を使うときは、10cmほどの枝1本が目安です。
アレンジ
紅茶に少し加えると、すっきりとした香りの紅茶になります。はちみつを少し加えると、ほろ苦さがやわらぎます。
ローズマリーティーの効果は?
ローズマリーティーは食品(飲み物)で、病気の治療や予防を目的とするものではありません。ここでは、どんな場面で飲まれてきたかを紹介します。
- ヨーロッパでは、料理の香りづけに欠かせないハーブです。
- 現代の医学的な効果が確立しているわけではありません。昔から使われてきたことと、効果が確かめられていることは同じではないためです。
合わせやすいハーブ
ローズマリーは香りが強く、ブレンドでは少し加えて使うことの多いハーブです。ブレンドでは、次のような使い方をしています。
レモンバームやさしいレモンの香りに、ローズマリーをほんの少し加えると、野の香りが引き立ちます。図鑑を見る →
ルイボスローズマリーの清涼感のある香りのあとに、ルイボスの甘く香ばしい味が続く、シンプルで飲みやすい組み合わせです。図鑑を見る →気をつけたいこと
- 妊娠中・授乳中は、注意が必要とされることもあります。
- 持病のある人、薬を服用している人、体調に不安のある人は、飲む前にかかりつけの医師・薬剤師に相談してください。
- 飲んで体に合わないと感じたときは、飲むのをやめてください。
作り手のメモ
ローズマリーは香りが強く、すぐ主役になるハーブです。ブレンドでは、ほかのハーブとの強さの釣り合いを見ながら量を決めています。ペパーミントと合わせるときは、どちらかを控えめにすると香りがまとまります。
このページについて:ローズマリーティーは食品です。医薬品ではなく、病気の治療・予防を目的としたものではありません。ここに書いた内容は、一般に知られていることをまとめた情報で、効果や効能を保証するものではありません。体調に不安のある方は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。
出典・写真のクレジット
出典:William Shakespeare, Hamlet(第4幕第5場・MIT版)/茶卸総本舗「ローズマリーのハーブティーは、お料理にも大活躍!」/オゾンマート「ローズマリー」(コラム)/Yahoo!ニュース エキスパート(平野蘭)「ローズマリーティーのレシピ」/佐々木薫『ハーブティー事典 改訂版』(池田書店、2021)/しばたみか『ココロ・カラダととのうハーブティー365日』(山と溪谷社、2026)/作山若子『喫茶手帳』(東京書籍、2009)/my herb ブレンド開発の記録(試作と試飲メモ)
写真:Christian Ferrer/Wikimedia Commons(CC BY 4.0)








